現状のモバイルWiMAX(IEEE 802.16e)はRelease 1.0であり、通信速度ではリンクレベルで最大60Mbps程度を実現するが、Release 1.5となる「IEEE 802.16e Rev2」では125Mbps、Release 2.0の「IEEE 802.16m」では300Mbpsを実現できるという。
庄納氏は、先日デンバーで行われたIEEE 802に関する会合において「すべてのワーキンググループでもっとも参加人数が多かったのが802.16mであり、世界でサービスが始まっていないにも関わらずこれだけ参加者が多かったのは、それだけ関心を集めているということ」と説明。Release 1.5となる802.16e Rev2では新たにFDDをサポートした点を特徴としたほか、802.16eについては「いわゆる4Gと呼ばれるIMT-Advancedの標準提案として提出する予定」とした。
Release 2.0では時速350kmのモビリティや4×4のMIMO構成、複数のチャネルを束ねるマルチキャリアによる最大100MHz帯のサポート、複数電波の共存といった仕様が盛り込まれており、庄納氏は「時速に関しては最大500kmまでサポートできる」とコメント。Release 1.5は2009~2010年、Release 2.0は2011年に標準化予定とした。